iPad用に自炊する、って何よ?(電子書籍ができるまで)

| | コメント(0) | トラックバック(0) この記事をクリップ! BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク
電子コミックを入手する方法(2)」で、電子コミックのサービスはまだまだこれからですねと
いう記事を書きましたが、自炊の分野はどんどん進んでいます。

大きく、自炊(自分で電子書籍を作ること)のプロセスは5つからなります。

(1)本の入手
(2)本を裁断(背表紙と本の本体を切断し、分離する)
(3)ADFスキャナーで一気に読取り、データをJPEGかPDFの形にしてパソコンに保存
(4)iTunesやアプリ単体の機能を使って、データを本体に転送
(5)読み取った後の本は、処分

順に詳細を紹介していきます。

(1)本の入手
 通常の書店は勿論、Amazonとかブックオフなぞで普通に購入します。

(2)本を裁断(背表紙と本の本体を切断し、分離する)
 スキャナーで読み込むために、ペーパーカッターを使って本をぶった切ります。
  裁断という名前が一人歩きしているけしからん!とおっしゃる方もいらっしゃいますが
  誰が言ったか、今となっては「裁断」という表現が一般的になっています。
 この裁断の作業のやりかたは二つあります。
 (2-1)自分でやる
 (2-2)業者にアウトソースする
 二つについて解説を加えます。

 (2-1)自分でやる
   文字通り自分でやります。Youtubeに手ごろな動画が上がっているので
   それをごらん頂きますが、要するにカッターか、オフィス用のペーパーカッターを使って
   バッサリとやります。


 (2-2)業者にアウトソースする
   以下のような業者がありますので、アウトソース。
   1.本を箱詰めして送れば、バッサリやって、送り返してくれるタイプ
      -SCANBOOK.JP(1冊110円+送料也) http://scanbooks.jp/saidan_top.shtml
      -長野電波技術研究所(1冊100円+送料也) http://www.i-apple.jp/cutter/
      -BookCut(1冊80円+送料也) http://www.bookcut.net/
      -BOOKCOPY(1冊60円+送料也) http://www.bookcopy.jp/
     ※基本的に上で紹介した裁断機を使ってのSOHOみたいですが
       大型の本や、厚い本には対応していません。

   2.本を持っていけば、バッサリやって、返してくれるタイプ
      -KINKOS(100円 250枚毎) http://www.kinkos.co.jp/news/cutting.html
     ※業務用ペーパーカッターマシンを使ってくれますので
       仕上がりは非常にきれい。

(3)ADFスキャナーで一気に読取り、データをJPEGかPDFの形にしてパソコンに保存
  (2)と(3)の工程が電子化する上では一番大事なプロセスです。
  こちらも(2)と同様、自分でやるか、アウトソースするか、の選択肢があります。

  (3-1)自分でやる
    スキャナーを買います。複合機は向いていません。
    民生品の安いスキャナーとしては、PFUのSCANSNAP、CANONのDRシリーズ
    でしょうか。紙詰まりに注意しながら、慎重にスキャンします。

  (3-2)業者にアウトソース
    (2)と(3)を両方ともやってくれる業者に委託するのが合理的です。
    ただ、サービス自体人気があるので、3ヶ月なんて平気で待たされます。
    待つのが嫌ならプレミアム料金を払って、優先的に作業してもらう、という
    やりかたを取った方がいいのですが・・・。
    ただ、この手のサービスはPDFでデータ納品されます。
    コミックはPDFより、JPEGをZIPで固めたものが最適(個人的には)ですから
    そのこだわりがない方はどうぞ。
    但し、共通しての落とし穴はあります。次の3点です。

     1.ファイル名が訳分からない感じで届く、リネームは別料金
     2.表紙・カバーのスキャンは別料金
     3.OCR作業は別料金の場合がある。   

      -BOOKCOPY(1冊90円+送料) http://www.bookcopy.jp/
        料金 90円/1冊 A4以下、1冊350ページを想定
        (1冊が350ページを越す場合は追加90円/350ページ毎)
        ファイル名付け作業付 40円/1冊
        OCR(透明テキスト) 90円/1冊
        DVD納品 3000円1セット
        表紙スキャンサービス 50円/冊
        ※なんだかんだで、180円/冊、といったところでしょうか。

      -BOOKSCAN http://www.bookscan.co.jp/
        料金 100円/1冊 A4以下、1冊350ページを想定
        (1冊が350ページを越す場合は追加100円/350ページ毎)
        ファイル名付け作業付 50円/1冊
        OCR(透明テキスト) 100円/1冊
        DVD納品 3000円1セット
                  ※表紙スキャンしてくれるか不明ですが、150円/冊、ですね。

      -スキャポン http://www.scapon.jp/
        料金 90円/1冊 A4以下、1冊350ページを想定
        (1冊が350ページを越す場合は追加90円/350ページ毎)
        ファイル名付け作業付 50円/1冊
        OCR(透明テキスト) 90円/1冊
        DVD納品 3000円1セット
        表紙スキャンサービス 50円/冊
        ※190円/冊

      -長野電波技術研究所(1冊500円+送料也) http://www.i-apple.jp/cutter/

(4)iTunesやアプリ単体の機能を使って、データを本体に転送
   ビューアに何を使っているか、にもよりますが大体以下のパターンに分類できます。
   私は、書籍・文庫用にはi文庫HD、マンガはもっぱら ComicGlass(無料時にゲット)を
   使っています。ですから、CloudReaderとかGoodReaderとか、あんまり分かっていません。

  1.ifunBoxを使ってiPadを直接フラッシュメモリにアクセスし、データをコピーする。
    【対応しているアプリ】
     -ComicGlass (ほとんどこれです)
     -iComic (というか、これしかやったことがないです。)
     -i文庫HD(JailBreakが必要、でもJBしちゃえば・・・

  2.iTunesのアプリ管理画面からデータをインストールする
     -ComicGlass (めんどうなので使わない)
     -CloudReader (CR自体、あんまり使わない)
     -i文庫HD(通常はこれで。でも、WiFiモデルならJBした方が・・・

  3.iPadアプリの機能で、ダウンロード(ストレージサービスを使うか、サーバを立てる) 
 
     -ComicGlass (一度だけやりましたが、非常に面倒)
     -CloudReader (DropBoxを使ってのケースがあちこちで紹介されています。)
   
  4.iPadアプリの機能(サーバ)を使い、wi-fiでアップロードする。
          -i文庫HD (FTPクライアントを使ったことがある人なら、超手軽です。)

  5.専用のUSB接続アップロードツールを使う。
     -ComicGlass (使ったことはない(笑)、でもあるのは知っています。)

(5)読み取った後の本は、処分

  スキャンした後、どうするか?これが自炊する人たちの一番の問題・悩みの種だと思います。
  例えば、CDをリッピングしてMP3にして、CDを返却、なんていうのは前からある話しで
  元々そういうライセンス費を含んで、レンタルされているわけです。
  ですが、本→電子書籍の自炊については、誰も想定していなかったところから始まっていて
  著作権が非常に怪しいです。
  スキャン代行も「使用する本人がスキャンしないとダメ」と解釈する人もいますし
  「スキャンした後の紙の束は持っていないといけない」と主張する人もいます。
  私は邪魔なので捨てちゃいましたし、捨てるつもりですが。
  著作権的にはとってもグレーな話になりますが、これをもうちょっと活用しちゃう方法ですが
   1.資源として売却
   2.オークションで売る
   3.他の紙束と交換・売買

   1.資源として売却
     読み取った後の紙束、これを資源として引き取ってくれる業者があります。
     要するに再生紙を作る材料として買い取ってくれるものです。
     → 検索で調べてください(笑) 「資源買取 紙

     ちなみに、中古本として買い取ってくれる業者?もあるにはあるみたい。
      -裁断済書籍買取サービス http://cutbook.blog119.fc2.com/
     違法合法かというと合法。
     でも・・・儲かるのか・・・?

   2.オークションで売る
     オークションで売っている人、結構多いですよ。
     最近ではAmazonマーケットプレイスでコレクター品出品している方も・・・。
     紙束を合意の上で販売するのは、合法は合法と思うのですが
     紙束にしちゃったってことは、多分スキャンしてますよね・・・?

   3.他の紙束と交換・売買
     お金にするのは忍びない、でも勿体無い・・・・
     という人のための交換サービスを始めている方がいます。多分個人。
     しかし、ユーザー側の我々からすると
     やっぱり「送るのめんどくさい」、「確認するのめんどくさい」
     があるので、交換仲介をするサービスやってくれた方が嬉しいかも。
     物々交換系のサイトは、これまでいくつも立ち上がり、いくつも潰れてきましたし。

      -裁断本ドットコム http://www.saidanbon.com/
      -みんなの物々交換 http://www.minbutsu.jp/
      -みんなの本棚(そのままでは無理)http://www.mindana.jp/
      -わ・わ・わ http://www.wawawa.jp/

<あと、こんなんもありますよ>


トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: iPad用に自炊する、って何よ?(電子書籍ができるまで)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://nobtan.net/mt/mt-tb.cgi/36

コメントする


画像の中に見える文字を入力してください。